今こそ平和を語りたい
今こそ平和を語りたい

暑中お見舞いを申し上げます

暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。2022年に入って僅か半年の間に私たちを取り巻く社会は大きく動きました。

国際社会が未だコロナ危機すら克服できないでいた2月26日、ロシアがウクライナに武力侵攻しました。あたかも戦争の当事国にでもなったかのように連日生々しい戦争の情報が私たちのお茶の間に雪崩れ込み、あわや第三次世界大戦か、あわや核戦争かと世界中が震撼しました。ウクライナには世界中から大量の武器が持ち込まれ、夥しい数の命が失われていますが、未だ停戦の兆しも見えていません。

このような国内外の情勢を追い風にして7月の参院選ではいわゆる改憲勢力が大勝しましたが、より衝撃的だったのは選挙期間中に安倍晋三元総理大臣が凶弾に倒れたことでした。理性と言論によって民主的に物事を解決することが難しくなった現在のこの国の姿を象徴する事件に戦慄したのも束の間、早々に安倍氏の国葬が閣議決定され、現在も国論を二分しています。

異なる国家や人格、多様な価値観の存在を認め調和することができない社会、力による現状変更と対立構造の中にしか共存の道を見出せない社会、このような社会の歪みが世界中で噴出しているようにも見えます。

このような混沌とした状況の中、今回、法人のスタッフたちが「平和」をテーマに思い思いの一枚を選び、皆様にお届けすることになりました。どの一枚が、皆様が思い描く「平和」の姿に近い一枚だったでしょうか。

私自身は、77年前、原爆や空襲によって焼け野原となったこの国で終戦を迎え、このような悲惨な戦争は二度と繰り返すまいと不戦を誓い、日本国憲法を制定した先人たちの平和への切実な思いを、焼け野原となったウクライナの街並みに重ねています。

2022年盛夏
弁護士法人奔流 代表社員弁護士 池永 修

【 本部オフィス 】

平和の環をつなごう

写真の真ん中にある円の部分を地球に見立てており、地球上に緑があふれている様子を表現しました。緑には癒しの効果もありますので、この写真を見てくださった方が少しでも平和を感じ、癒されていただければと思いました。

地球上にあふれる緑は、私たちの生活になくてはならないものであると同時に、かけがえのない存在であることは、平和と通じるものがあるように思います。

地球上に共生するわたしたち一人ひとりが、家族、友人にかぎらず、周りの人々に思いを巡らせることによって成り立っている貴重なものであることを、この一枚の写真を通して改めて感じることとなりました。

【 朝倉オフィス 】

復興のシンボル・朝倉三連水車

朝倉三連水車は復興のシンボルです。当法人朝倉オフィスでは、「平和」をイメージするものとして、朝倉三連水車を選びました。朝倉三連水車は江戸時代に作られたもので、現在では「日本最古の実働する水車」と言われています。

朝倉三連水車も平成29年7月九州北部豪雨により土砂や流木に埋もれました。しかし、発災から1か月後には修復作業が完了し、今も「日本最古の実働する水車」であり続けています。

また、未だ復興・生活再建を果たせていない方々もいらっしゃいますが、苦難を乗り越え日常生活を取り戻そうとする朝倉市民を象徴するものとして「復興のシンボル」にもなっています。

この朝倉三連水車からは、平穏な生活を望む市民の思いや並々ならぬ努力を感じましたので、平和をイメージするものとして選びました。

【 粕屋オフィス 】

黄色のバラの花言葉は「平和」

写真の黄色いバラは、粕屋オフィスからほど近くの駕与丁公園内のバラ園に咲いていたものです。

黄色いバラの花ことばのひとつは「平和」です。「平和」の意味を辞書で調べてみると、①やすらかにやわらぐこと。おだやかで変りのないこと、②戦争がなくて世が安穏であること、と書かれています。

安らかに、穏やかに日々の生活を送りたいとの切なる思いを込めてこの写真を選びました。秋のバラの見ごろは10月中旬~11月上旬のようですので、ぜひ生のバラを見に行かれてはいかがでしょうか。

【 宗像オフィス 】

宗像市平和記念碑 空へ

選定した写真は、宗像オフィス近くの河東コミュニティセンター前に整備された平和祈念広場にある平和記念の碑です。戦後70年の2015年に「戦争の悲惨さ、平和の尊さを後世まで広く伝える」ために、宗像市が整備したものだそうです。

今回写真を撮影するにあたって、少し佇み戦没者の方のお名前が刻まれた刻銘碑などを見てみました。戦争の被害を受けるのは民間人で、仮に軍備を整備してもいったん軍事衝突が起こってしまったら甚大な被害は避けられないだろうと思います。

多くの人に憲法9条の改正や、防衛費の増大については冷静に考えてほしいという願いをこめてこの写真を選定しました。

弁護士からのひと言

日々、業務や家庭、趣味の韓国語の勉強と目の前のことに追われる毎日ですが、この日々が幸せなことなのだと、ふと思ったりします。日常生活を送れることが平和だと思います。

弁護士 池永 真由美

世界の平和を願うため、まずは身近な家族・友人・事務所の平和を守っていきたいと思います。穏やかが一番です!

弁護士 松嶋 健一

いつかみんなが良識と譲り合いの精神で満たされて、弁護士も裁判所も検察庁も要らなくなったらいいなと、思う時もあります。でも、そんな世の中は、ユートピアじゃなくてディストピアなんだろうな、きっと。

弁護士 甫守 一樹

ウクライナといった世界情勢をはじめ、日本でも元首相殺害の事件等が起きています。これらと逆に、私の家ではお盆休みに宗像大社に行く話が出るほど平和です。宗像大社に世界平和や各オフィス内、各家庭内の平和と健康を祈りに行ってきます。

弁護士 花田 弘美

今回「平和」を考えるにあたって、「「これが平和だ」とあなたが言ったそのとき、それは暴力への堕落の第一歩となるかもしれないのである。」という言葉に出会いました。これは平和学の父と呼ばれているヨハン・ガルトゥングの言葉です。世界平和を語るにはあまりに力不足ですが、紛争解決に携わる身としてまた一個人として常に心に留めておこうと思います。

弁護士 坂口 裕亮

「自分にとって」平穏な気持ちで生きていける状態、それだけでは足りず、「相手にとっても」そのような状態であることを実現することが平和であると考えます。それが実現できないために憎しみが生まれ、争いに発展します。国際レベルで実現できなかった結果がこたびのウクライナ危機です。「自分にとっての平穏」と「相手にとっての平穏」とが衝突する場合、「公共の福祉」の出番となりますが、「相手はどう思うだろうか」と一歩立ち止まって考えてみるだけで簡単に実現できる平和はあるのではないでしょうか。

弁護士 北中 茂

今日も明日もおいしいご飯を食べることができ、ぐっすりと眠ることができる。何気ない毎日に感謝をしつつ、平和を祈って日々を過ごしています。

弁護士 陣内 隆太

この時期、保育園に子どもの迎えに行くと、子どもたちが「♪青い空は青いままで子どもらに伝えたい~」と元気に歌っている声が聞こえてきます。私にとって平和の尊さをかみしめる瞬間です。子どもたちには、豊かな自然環境も含む平和な世界に生きてほしいです。

弁護士 小出 真実

事務局員からのひと言

初詣などで神社やお寺にお参りする際は、なんとなく「世界平和」という言葉がいつも心に浮かびます。

子どもが毎日のように兄弟喧嘩をしています。すぐに仲直りをしますが、またすぐに喧嘩しての繰り返しで…寝ている時が一番平和です。

愛犬にスティックチーズ(犬用)を千切ってあげているときに、犬がチーズと間違って私の小指を「かぶっ」と噛んだので、可愛すぎて腹から笑いました。平和だなと思いました。

今の自分の存在を思うとき、両親がいて、祖父母がいて、さらにその遥か前の先祖が縁を繋ぎ、平和を願ってくれたからこそであると感じる。どれか一つでも欠けたら、それはない。それを歪めているのが戦争であろう。

平和は空気のようにあたりまえなものと詠んだ詩がありましたが、近ごろの情勢をみると、とてもそうとは言い切れない事件が多いと感じます。平和があたりまえと誰もが思える世の中になることを願います。

毎年8月9日を迎える度、祈念式典での後輩の歌声に、自身の平和への誓いを新たにしています。今はまだ、何かできる力はないので、今年の夏はその誓いを一層強くし、深く祈ります。

早くコロナが収束し、人々が制限なく自由に国内外を行き来できるような平穏が世の中に訪れることを願っています。

平和…慌ただしい一日が終わり、子どもの寝顔を見た後で、ほっとひとり時間を過ごす夜(行き着くまでが結構大変です)。

2022年が始まってすぐにロシアがウクライナに侵略しているニュースをたくさん目にしてきました。ニュースを見て、自分自身に置き換えて考えることも増え、今生活できている日常は当たり前ではなく平和だからこそ大切な人たちと過ごせているのだと改めて実感し、日常に埋もれてしまっている「平和」について忘れないように過ごしていこうと思います。

平和、貧困、原発、災害復興・・・、あらゆる社会における問題は、全て政治に繋がっていると考えています。始まりも終わりも根っこは政治です。そして私たち市民のよりどころは憲法です。
21世紀を迎える年、「『たいがいにせんか!』と叫びたいくらい、今の日本はおかしい。21世紀を誰もが安心して暮らせる日本に変えるため、微力ながら力を尽くしたい!と常に考えながら日々過ごしている」
事務所(当時の所属先)の周年記念誌に寄せた自身のメッセージです。あれから、22年。齢を重ねて体力低下は避けられませんが、気持ちは当時と変わっていません。一人の人間の力なんて微力であるに決まっていますが、とにかく平和であること、若い世代により住みやすい日本、地球を引き継げるよう、もうひと踏ん張りします。