弁護士の小出です。
今週はとっても寒いですね。風邪などひかれないようあたたかくしてお過ごし下さいね。
1月も半月が過ぎてしまいましたが、2017年第1回目のブログ更新です。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
事務所では、仕事始めの5日に新年会を開いて、一人づつ今年1年の抱負を発表しました。それぞれ抱負を達成できるように頑張っていきたいと思います。
さて先日、私も原告代理人の一人となっているHPVワクチン薬害訴訟の第2回期日が福岡地方裁判所で開かれました。
期日では、原告番号8番長崎県在住の原告さんと原告代理人黒木聖士弁護士が意見陳述を行いました。
この原告さんは現在17歳、笑顔の素敵な可愛らしい女性です。中学校からHPVワクチンの接種を勧められワクチンを接種した後、倦怠感や頭痛、歩行困難、睡眠障害、不随意運動を生じ、今もその症状が続いています。
お母様がすぐそばで見守られるなか裁判官3名、多くの傍聴者を前に堂々と意見陳述されました。意見陳述の途中、担任の先生や周囲の人に副反応による辛さを理解してもらえなかった悔しさを思い出されたのでしょう、涙がこみあげる場面もありましたが最後まで意見陳述をやり遂げ、国と製薬企業に早く治療法を確立してほしい、と訴えました。
意見陳述で法廷に立つこともそうですが、お名前を公表して、マスコミの取材にも応じられるなど、どんなに勇気のいることだったかと思います。
原告さんの勇気をしっかり受け止め、次回以降代理人として国と製薬企業の主張に反論していきたいと思います。
次回の裁判期日は3月22日(水)14時30分@福岡地裁です。(なお1時間前より傍聴整理券が交付されることが予想されます。)
原告さんを励ますよう、傍聴にお越しいただけますと幸いです。