NPO法人九州アドボカシーセンターは、人権課題に取り組む弁護士を志す学生を支援するためにロースクール発足と同時に設立されました。皆さんはその九州アドボカシーセンターが定期的に開催している「弁護士の魅力セミナー」に参加されたことはありますか？2、3ヵ月に1回、各方面で活躍しておられる弁護士を講師に招いて開催されています。

ところで私はこう見えて(と言われても・・？？と思われるでしょうが)、皆さんには及びませんが少しは正義感と責任感があり、実は影響も受けやすく、そして熱しやすく忘れっぽいです(冷めやすいではなく忘れっぽい)。

そんな私がセミナーに参加するとどうなるか。『正規労働者と非正規労働者の格差を考える』や『コロナ禍における雇用脆弱層の実態と弁護士の役割』の回では、依頼者と一緒に熱く闘う弁護士や労組の活動を聞き、共に闘わなければと心の中で拳を握りしめ、また『熱血！弁護士が語る少年事件の魅力～弁護士との関わりの中で子どもは変わる』では、少年らにどこまでも寄り添う先生のお話に、事務所でのzoom参加なのをいいことに鼻を啜りながら相槌を打ち、さらに、そのお話の中に出てくる企業の社長さんが、少年少女らを雇い入れ彼らの気持ちごと受け止めておられる懐の深さに心揺さぶられました。最近の『犯罪被害者支援の魅力～置き去りにされた犯罪被害者と歩む弁護士に学ぶ』では、犯罪被害者やそのご家族・ご遺族の弁護に取り組む中で、葛藤や苦しみを感じながらも被害者の思いを尊重し確実に前に進んでおられる姿に感銘を受けました。

そして毎回終了後には「私も今すぐ何かをしなければ」と盛り上がり高揚感に浸りながら帰途に着くのです。ただその後「忘れっぽい」という特徴が出て、今のところ突然仕事を辞めるなどと言って、職場から突拍子もないことを言い出したと心配されるとか、講師の先生方の事務所に押し掛けて困惑されるというような各方面に迷惑を掛ける事態にはなっておりません。そのように忘れっぽくはありますが、確実に心に何か大事なものが蓄積され、いつでも引き出せるようになっていると感じております。

私もハマる「弁護士の魅力セミナー」は、弁護士を目指す学生だけでなく、広く一般に案内されており、会場だけでなくzoomでも参加ができ参加費はなんと無料です。法律事務所に勤務する私にとっては他の事務所の先生方のお仕事について知る貴重な機会でもあります。

次回8月4日(金曜)開催に向けて準備も始まっているようで今から楽しみです。近くなりましたら当ホームページのＮＥＷＳ欄でもご案内しますので、皆さん是非ともご参加ください。

宗像オフィス事務局Ｓ