新年あけましておめでとうございます。
弁護士法人奔流は本年3月をもちまして設立20周年を迎えます。
法科大学院制度の発足と同時に産声を上げた弁護士法人奔流は、地域社会に法の支配を行き渡らせるべく、あらゆる権力に与することなく、司法過疎地域における社会的弱者の最後の駆け込み寺としての役割を果たすとともに、そのような社会的使命を自覚した法曹を系統的に養成し司法過疎地域へと輩出することを事業目的として歩んで参りました。
2012年12月に創設者の池永満弁護士が他界して以降、弁護士としても経営者としても人間としても未熟であった私どもが上記の目的を掲げて法人を維持し続けることは必ずしも容易な道のりではありませんでしたが、それでもなお20名を超える法曹を輩出し、このような節目の年を迎えることができましたのは、ともに歩んでくれたスタッフたちと、私どもの歩みをあたたかく見守り、励まし、ご指導くださった皆様の支えあってのものであり、感謝の思いに堪えません。
この20年で社会は激変し、私ども法曹を取り巻く環境や求められる役割も大きく変化しています。時代の流れに即応しつつ、決して時代の奔流に飲み込まれることなく、すべての人々にとって公正で平和な世界を展望して、新たな海原へと漕ぎ出したいと思います。
本年が皆様にとって幸多き一年となりますよう祈念いたします。
2024年元旦
弁護士法人奔流 代表社員弁護士 池永修