家族でのイベントのように、子どもの頃から両親に連れられて投票所に行っていましたので、成人して自分が投票に行くようになるのはごく自然なことでした。
先日の市長選も投票に行ったのですが、人生2度目の出口調査をうけました。かかさず投票に行くようにしているとはいえ、いつもは投票した候補者の当落に一喜一憂するほど選挙に思い入れはありませんが、今回は、出口調査のアンケート結果がテレビの開票速報で表示されるのを見て、ちょっとだけ投票に行った実感がわきました。
巷ではセンキョ割サービスやゼロ票確認など盛り上がっているようですし、何かしらの特別感というのは、投票率アップにもつながりいいことだと思います。
ところで、今回の市長選もいつもと同じ投票所だったのですが、これまでとは違って入り口の階段に簡易のスロープが設置されていなかったので、足が不自由な方は大変ではないだろうかと気になりました。
点字投票、代理投票、郵便等による不在者投票など障害のある方への取り組みはあるようですが、どの程度活用されているのでしょうか。
選挙に興味のない人への啓発や、投票が困難な方の負担軽減も考えると、オンラインでのネット投票についてももっと議論されていいのではないかと思います。
本部オフィス(福岡市東区)事務局S
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投票に行く
平田広志弁護士の講演を聞いて(11/2弁護士の魅力セミナー)
当ホームページでもご案内しておりましたが、本年11/2にNPO法人九州アドボカシーセンター主催の「弁護士の魅力セミナー」が開催されました。今回は福岡で長く旧統一協会の霊感商法被害と最前線でたたかってこられた平田広志弁護士をお招きし、テーマは「旧統一協会がもたらした被害と加害の実相に迫る!」でした。
旧統一協会が今日まで、様々な関連団体を通じて深く社会に浸透し、時の権力者である自民党にうまく取り入り、信者やその家族をはじめ多くの人々に多大な被害を与えてきたことが、安倍元首相の襲撃事件の衝撃とその後のマスコミ報道によって明らかになりました。
今必要なことは被害者の救済とともに、この反社会的な団体が再び活動ができないような法的・社会的な雰囲気を醸成することです。その為には、宗教法人法に基づき解散請求、裁判所による解散命令が当面焦点になると思います。
しかし、彼らは喉元過ぎれば熱さを忘れるではありませんが、一定期間が過ぎればマスコミを委縮させ、また政治家をうまく利用してあの手この手で再浮上してくることは間違いありません。自民党も国政選挙がないので世論の動向を慎重に伺っていると思います。岸田首相の「今後旧統一協会との関係を断つ」との公約も骨抜きになりかねません。今後の世論とマスコミのたゆまぬ監視こそが旧統一協会の反社会的な活動の息の根を止めることは言うまでもありません。
社会保険労務士 木下 淑文(本部オフィス所属)
~NPO法人九州アドボカシーセンターとは~
人権課題に取り組む弁護士を志す学生を支援するため、法科大学院発足と同時に設立されたNPO法人です。九州アドボカシーセンター主催の「弁護士の魅力セミナー」は、そのような弁護士、学生向けではありますが、一般向けにも興味深い話題のセミナーを定期的に開催しています。
昨今は、感染拡大防止の観点から、ZOOMでも参加できるようになりましたので、興味のあるセミナーを見つけたら、是非お気軽にご参加ください(参加費不要です)。
https://advocacy-center.com/
子ども達の給食を喰い物にするな!~粕屋町給食センター住民訴訟第2回控訴審のご案内
福岡県粕屋町長に対し、粕屋町の給食センター建設に関する工事費用を事業者に返還させるように求めていた住民訴訟の控訴審第2回口頭弁論が下記の日時に開かれます。
本件の廃棄物の存在は、町のボーリング調査からうかがえるにもかかわらず、町側は以前として、本件の廃棄物は建設工事のために地面を掘るまでは予測できなかったと主張しています。これを受けた高等裁判所がどう審理を進めるのか、ぜひ多くの方の傍聴をお願いいたします。
なお、裁判前には門前集会を、裁判後には隣の弁護士会館にて報告集会も予定しています。当日の裁判内容について詳細にご報告いたしますので、こちらにもご参加ください。
記
日時 11月30日(水)13時半~ 門前集会14時~ 口頭弁論期日(福岡高等裁判所1015号法廷)
福岡市中央区六本松4-2-4
終了後、報告集会(福岡県弁護士会館3階)
弁護士 松嶋 健一(粕屋オフィス)
趣味の園芸~アンスリウム~
アンスリウムはサトイモ科アンスリウム属の多年草で、熱帯アメリカから西インド諸島に約600種が分布しているそうです。
美しく着色するのは仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる部分で、棒状の部分(肉穂花序:にくすいかじょ)に多数ついている小さいものが花だそうです。
朝倉オフィスにはミスティークとパンドラがあります。
ミスティークは、白・ピンク・緑色が混在した少し絞りが入ったような美しい仏炎苞で、1年半前に入手した時からオフィスに置いていて、冬でも仏炎苞が途切れることがありません。
パンドラは、濃いピンクと緑の仏炎苞で、自宅に置いていたのですが、冬に枯れる寸前になってしまいましたので、オフィスに持ってきてお世話をしていますが、少しずつ葉が増えてきているところです。頑張って来年の春には、花が咲くといいなと思っています。
【2022年12月の朝倉オフィスの出張相談のご案内】
朝倉オフィスでは、毎月筑前町コスモスプラザ(福岡県朝倉郡筑前町篠隈373番地)で無料法律相談会を実施しております。
【12月の相談会の日程】
2022年12月15日(木)13:00~16:30 (筑前町コスモスプラザ)
(定員)3名(1名1時間)
相談ご希望の方は、電話予約制(申込み順に受付)となっておりますので、朝倉オフィスまでお電話下さい。
朝倉オフィス ℡0946―23―9933(平日9:00~17:30)
朝倉オフィス事務局
本のご紹介
今年の7月17日、東京地裁が下した東電株主代表訴訟の判決を受けて、旬報社さんから、原告の木村結さんと弁護団が執筆した本、「東電役員に13兆円の支払いを命ず!」が出版されました。
旬報社さんのサイトはこちら。 https://www.junposha.com/book/b614702.html#:~:text=3.11%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%9B%BB%E5%8A%9B%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E5%8E%9F%E7%99%BA,%E3%81%99%E3%82%8B%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%A7%E3%81%82%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%80%82
私も少しだけ書きました。
本業(≒準備書面の作成)に支障が出るので、あんまり、本は書きたくなかったですが。
「高校生でも読めるように」というオーダーでしたので、少し柔らかめに書きました。まあ、たまには。
東京地裁判決と併せて読んでいただけると嬉しいです。
図書館にはほとんど置いていないと思いますので(笑)、買ってください。
弁護士 甫守一樹(本部オフィス 福岡市東区)
趣味の園芸~ボストンファーン~
ボストンファーンは、セイヨウタマシダ科タマシダ属の常緑多年草です。
こんもり丸い姿が可愛いらしいので、入手して、室内で1年程お世話していましたが、徐々に葉がスカスカになり始め、枯れた葉がたくさん見られるようになり、水やりの際に触ると、枯葉がポロポロ落ちてくる状態が続いていました。
見た目も良くなく、もう駄目なのかなと思いながら、今年の春に外に出してみました。
上から水をやると、蒸れてしまうので、鉢横から水やりをすると良いとのことでしたので、そのようにしていましたが、外に置いた頃から、風があるからいいかなと思い、じゃぶじゃぶ上から水をやっていました。
しばらくすると、新芽がたくさん出てきて、こんもり丸い姿になってくれました。
日光と水が足りなかったのと、風がなかったのが良くなかったのかなと推測しています。
半分あきらめていたので、復活してくれて、とても嬉しいです。
ネット等でボストンファーンを検索して画像をみると、とても大きなしっかりした葉の写真が多いので、これからの生長が楽しみです。
【2022年11月の朝倉オフィスの出張相談のご案内】
朝倉オフィスでは、毎月筑前町コスモスプラザ(福岡県朝倉郡筑前町篠隈373番地)で無料法律相談会を実施しております。
【11月の相談会の日程】
2022年11月16日(水)13:00~16:30 (筑前町コスモスプラザ)
(定員)3名(1名1時間)
相談ご希望の方は、電話予約制(申込み順に受付)となっておりますので、朝倉オフィスまでお電話下さい。
朝倉オフィス ℡0946―23―9933(平日9:00~17:30)
朝倉オフィス事務局
子ども達の給食を喰い物にするな!~粕屋町給食センター住民訴訟控訴審のご案内
すでに本ブログでもご案内しておりましたとおり、粕屋町の住民142名(原告31名、補助参加人111名)が、粕屋町長に対し、粕屋町の給食センター建設に関する工事費用を事業者に返還させるように求めていた住民訴訟について、2018年2月の提訴以来、4年間にわたり審理が重ねられてきましたが、本年3月30日、福岡地方裁判所は、住民の訴えを退ける判決を言い渡しました。
住民は、到底納得できず、直ちに福岡高等裁判所に控訴しておりましたが、その控訴審の第一回裁判が、本年10月5日(水)13時半より、福岡高等裁判所において開かれます。
詳細は、添付チラシにも記載しておりますので、ぜひ多くの方の傍聴をお願いいたします。
弁護士 松嶋 健一(粕屋オフィス)
案内チラシ↓
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最新解決事例のご紹介~介護事故
先日、介護施設内で、不適切な移乗介護を受けた結果大腿骨転子下骨折にて負傷した利用者が、介護施設を運営する事業者に対し事故によって生じた下肢痛及び膝関節拘縮にかかる後遺障害を含む損害について賠償の支払いを求めた事案について、将来介護費用や後遺障害慰謝料が認められることを前提に交渉段階より400万円以上増額した金額での裁判上の和解が成立しましたので、ご報告いたします。なお、過去の解決事例については、当ホームページにも掲載しています。
<事例分野>医療・介護事故
<解決年度>2022年
本件は、大腿骨転子下骨折の手術(観血的骨接合術)後、血流障害のため褥瘡が認められ別途手術(下肢動脈ステント留置術)及び入院が必要となったことについて事故との因果関係が争われ、またもともと後遺症があり要介護認定を受けていたことから後遺障害の存在が主に争われた事案です。
事業者からは、一定の解決金が提示されたもののこれに納得できず、提訴をし裁判において、後遺障害診断書を作成した医師らの意見書等を提出し、医師らの書面尋問及び当事者家族の尋問を経て、将来介護費用の存在及び後遺障害が14級に相当することを前提とした解決金での和解が成立しました。
弁護士 池永真由美(本部オフィス・福岡市東区)、小出真実(宗像オフィス)
本のご紹介②
5月に続いて本のご紹介をします。
今回ご紹介する本は『悪文』(岩淵悦太郎編著)です。
前回ご紹介した本に引き続き(本のご紹介 | 弁護士法人奔流のブログ (bengoshi-honryu.com))、文章について述べている本です。
この本を手に取ったのは司法試験受験のときです。「司法試験受験生必読!」というポップに躍らされて購入してしまいました。
この本の面白いところは、判決文には悪文が多いと言い切っているところです。
言われてみれば、判決文は一文がとても長いです。場合によっては数ページにわたり一文が書かれていることもあります。私は大学生のときから判決文を読んできていますが、いまだに判決文に独自の句読点を打って読むこともあります。慣れていない方にはより難解だと思います。
ただ、かくいう私も「すべてを主張したい」「1から10まで思考過程を述べて説得的な文章にしたい」という思いから、冗長な文章を書きがちです。このブログを書きながら、日々研鑽を、という思いになっています。
この本は、法律的な文章に限った話ではなく、新聞や週刊誌に掲載された実際の文章を挙げて句読点の打ち方などから解説してありますので、日頃文章を書かれる方にはおすすめの本です。
朝倉オフィス 弁護士 坂口裕亮
地元散策
私は歩くことが好きでよく自宅から無計画に隣町まで歩くのですが、先日歩いたことのない道がありましたのでその道を通ってみました。近くに山があり何度かイノシシやウリボーが出たことがあるという噂のある道だということを思い出し、注意しながら歩きました。幸い遭遇することはなかったですが、野生のイノシシを見る機会はなかなかないことなので見てみたいという気持ちにもなりました。
また、私の地元には果物などの無人販売所があります。その日初めて果物を購入したのですが、たまたま農家の方がいらっしゃり果物の話や昔話などをしてくださいました。
こうやって初めてお会いする方と立ち話をすることも珍しくなく、こういったところが田舎ならではの魅力で、私はすごく好きだなと改めて思いました。
今となってはなかなか無人販売を見かけることはなくなりましたが、この文化が無くなってほしくないなと思います。
本部オフィス(福岡市東区) 事務局I