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市民活動

今週土曜日3/16、上映会です

すでにご案内のとおり、今週土曜日3/16、サンレイクかすやにて上映会予定しています。
これまでに何回もの実行委員会を開催し、粕屋地区の個人、団体が協同して準備を進めてきました。町内の各所に案内ちらしを置いていただいたり、また早朝の駅頭でちらしを配布したりと、多くの方々にぜひ観ていただきたいと思います。3/11の西日本新聞でも紹介されました。
https://www.nishinippon.co.jp/nlp/cinema_news/article/493550/
当日の参加をお待ちしております。

日時:2019年3月16日(土) 14:30(上映開始)~16:30
会場:サンレイクかすや多目的ホール(糟屋郡粕屋町駕与丁1-6-1)http://www.town.kasuya.fukuoka.jp/chiiki/shisetsu/bunka/sunlake/
参加費:500円(高校生以下無料)。
同時開催:13:00~17:00 豊田直巳(上記映画監督)写真展
「フクシマの7年間~尊厳の記録と記憶」
15:45頃~ 金本友孝さん(九州避難者訴訟原告団長)講演会
「避難者の8年」
主催:「奪われた村から~避難5年目の飯舘村民」上映会実行委員会
お問い合わせ:弁護士法人奔流 電話092-642-8525

「奪われた村」公式サイトも御覧ください。
http://ubawaretamura.strikingly.com/

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復興のために、未来の朝倉のために~2/16白木地区植樹会~

先日のブログでお知らせしておりました、2/16、白木地区(朝倉市杷木)の復興祈念植樹会に参加してきました。
朝倉市杷木白木地区公民館までの道のりは、昨年9/9に、災害からの復興を願って催された「白木湧水の会」によるそうめん流しのイベントの際に目にした被災状況から、少しずつ復興に向かっている様には思えましたが、まだ先は長く、継続的な支援が必要な状況であることには変わりないのだなと感じました。
植樹されたのは、八重の枝垂桜の3年ものの苗木を50本と、宮崎県五ヶ瀬町(説明では五ヶ瀬村とあったのですが、町のようですね)から運ばれてきた7年ものの苗木10本で、「白木湧水の森づくり」で計画している場所にはまだ植樹できないため、仮植ということで、10年目頃から、桜の花が咲くそうです。
3年ものの苗木は、剪定されて、1本ひょろっと立っている感じでしたが、この春から、枝がどんどん伸びて来るそうです。
参加者の皆さんが、ぬかるんだ土に足をとられたりしながら、楽しそうに植樹されている姿は、桜の成長とともに、復興もどんどん進んでいくだろう。そんな希望があふれているようでした。
植樹のあとは、公民館で、豚汁と釜で炊いたご飯、お漬物等をふるまって頂き、とても美味しく、楽しい時間を過ごさせていただきました。
無人販売所で、干し椎茸や、生椎茸、白菜、沢庵等が販売されており、宮崎県から桜の苗木を運んできて下さった方に、良い生椎茸の見分け方を教えて頂いたり、たくさんの方と交流できたことも、楽しい一時でした。

朝倉オフィス事務局
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明日2/16、白木地区(朝倉市杷木)で復興祈念の植樹会あります

2017年7月の九州北部豪雨で多大な被害を受けた朝倉市杷木白木地区。
同地区では、その後、災害を乗り越え新たな出発をしようと様々な取り組みが行われています。
昨年9月には、白木地区公民館にて「白木湧水の会」によるそうめん流しのイベントも行われました。
当法人としても、ささやかながらお役に立ちたいと度々参加させていただいております。
明日2/16、同公民館にて、復興を祈念した植樹会と昼食交流会が開催されます。お時間ある方、作業できる服装で御参加お願いします。

日時:2019年2月16日(土)10時~(雨天延期)
場所:朝倉市杷木白木地区公民館(朝倉市杷木白木839-3)
参加費:無料
 *お昼には、豚汁の振る舞いがあるそうです。
主催:白木地区復興支援協議体
協賛:グリーンコープ生協ふくおか


朝倉オフィス事務局

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福岡県弁護士会館が2/18に移転します

福岡県弁護士会館は、1969年(昭和44年)の竣工以来、福岡市中央区城内の裁判所庁舎奥にありましたが、今般の裁判所の中央区六本松、九州大学跡地への移転(2018年8月)に伴い、裁判所新庁舎の右隣接地に移転することとなり、今月18日より新たな会館での業務が開始されます。

弁護士が弁護士活動を行うには、弁護士資格を得た上で、弁護士会へ登録することが、法律で義務づけられています。その弁護士会は地方裁判所の管轄ごとに設置するように決められており、全国52の地域に弁護士会があります(東京は3弁護士会)。
福岡県弁護士会は、福岡県内(福岡地方裁判所管轄)にて活動を行う弁護士で構成された団体です。
弁護士会では、弁護士の登録・業務に関する管理を行う一方、子どもの権利や高齢者・障害者問題、消費者問題、公害・環境問題等の様々な問題に取り組み、社会正義の実現と基本的人権の擁護のための活動を行っています。必要に応じて国の施策等に対する提言・声明等も行っています。
小中高生を含む一般の方々を対象に、法制度(ルール)を理解していただくための出前授業等も行っています。
また、県内各地における法律相談センターの運営など、市民の皆さんの相談活動も行っています。
弁護士は個々の事務所において個別に法律相談をお受けしますが、弁護士会の活動として各相談センター、派遣先自治体等での相談活動も担当しています。

新会館は、裁判所の移転構想に伴い、弁護士会内でも何年も前から図面の検討が重ねられてきたものです。旧会館では御不便をおかけすることもありましたが、今後、新会館にて、裁判の打合せや報告集会等でも御利用いただけると思いますので、その際は、お気軽に御利用ください。

本部オフィス事務局

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「脱原発・自然エネルギーを求める朝倉住民の会」、7年目の活動へ!

6/15朝倉市のフレアス甘木において、「脱原発・自然エネルギーを求める朝倉住民の会」の第7回総会が開催されました。
同会は、「安全・安心な地域づくり」と「脱原発で自然エネルギー中心の社会づくりをめざす」という共通の認識に立った朝倉地域の個人・団体で構成されている市民団体で、福島原発事故を契機として2012年に設立され、活動7年目に入りました。

総会記念講演として、「原発なくそう!九州玄海訴訟」弁護団の池永修弁護士(当法人代表)が『原発再稼働を巡る司法の揺らぎと私たちの課題』と題した講演を担当いたしました。
2011年の東電福島第一原発事故から7年が経過したにもかかわらず、未だ帰還できない人々が多く放射線量も高い地域が存在する状況で、全く収束しているとは言えない中、九州では川内原発に続き、玄海原発も再稼働を始めました。
重大事故への懸念は増すばかりですが、原発の差し止めを求める訴えについて、全国の裁判所がこれまでどのような判断を下してきたのか、また、これからの裁判における課題について語りました。
講演後、会場からの質問や、原発ゼロを目指し取り組む日々の活動なども発表され、普段接する機会が少ない方々の間で活発な意見交流がなされました。

同会の総会決議の中で、「私たち国民一人ひとりに求められていること」として、
・国の決定は国民の声の反映である。原子力政策に関心を持ち意見を上げていくこと。
・原子力政策は政治そのものである。政治に関心を持って、選挙では棄権しないこと。
・メディアが原子力の問題を報じないのは、私たちが上げる意見が少ないからである。もっと新聞にもテレビ等にもおかしいと感じたことは意見を上げること。
とありました。
 私たち一人ひとりが、何かを感じて行動を起こさなければ何も変わらないということをこの総会から学びました。

*「原発なくそう!九州玄海訴訟」では、玄海原発を止めることに賛同する原告を引き続き募集しています。
2012年1月の第1回提訴以来、すでに26回にわたる追加提訴を重ね(6/27現在)、その原告総数は1万人を超え、国内歴史上、最大原告数の原発訴訟となっています。
「全ての原発を止める一環として、玄海原発を止める」ことに賛同いただける方であれば、思想・信条にかかわらずどなたでも原告になれます。ご賛同いただける方は、ぜひ、当オフィスまでご一報ください。
詳細は「原発なくそう!九州玄海訴訟」原告・弁護団のホームページでも案内しています。
http://no-genpatsu.main.jp/

朝倉オフィス 事務局

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事故から7年、避難者たちは今~6/9原発かすや原告の会、開催されました

先日よりご案内しておりました、「原発なくそう!九州玄海訴訟」かすや原告の会主催の、上映会「ドキュメンタリー 終の住処を奪われて~福島原発被害東京訴訟~」と、岩渕馨さん(福島原発かながわ訴訟原告団事務局長)による特別講演「事故から7年、避難者たちは今」が、6/9、サンレイクかすや(糟屋郡粕屋町)で開催されました。

なお、この内容は、6/22付け西日本新聞朝刊にて、「原発事故で故郷失うな」との見出しで紹介されました。
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_toshiken/article/426591/

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4/20弁護士の魅力セミナー(労働事件から学べること)を開催しました

私と池永修弁護士が運営委員をつとめているNPO法人アドボカシーセンター主催で弁護士の魅力セミナーを開催しました。

弁護士の魅力セミナーは、学生さんや一般の方を対象に弁護士の仕事の魅力を伝え、私たちの仲間を育てようと毎回様々な分野で活躍する弁護士を講師にお招きしお話を伺っているものです。

今回はこれまで数百件の労働事件に労働者側代理人として取り組んでこられた井下顕弁護士(六本松総合法律事務所)を講師にお招きしました。

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井下弁護士からは、実際の事件における苦労や成果といった個別のお話だけではなく、労働力の商品としての特殊性からくる労働事件の難しさや、ヨーロッパと比較した日本の労働事件事情といったお話をお聞きし、改めて社会的な問題、構造的な問題として労働事件を考えることができました。

参加者の皆さんにとっても、有意義なお話だったのではないかと思います。

アドボカシーセンターでは引き続き弁護士の魅力セミナーや合宿などを行っていきますので、お知らせ等を希望される場合はアドボカシーセンター事務局(092-643-8477)か当事務所までお気軽にご連絡ください。

弁護士 小出

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朝倉市杷木白木地域での災害復旧作業に参加しました

11/12(日)午後、朝倉市杷木白木地域での災害復旧作業に、弁護士と事務員が参加させてもらいました。

白木地域では以前より、地域おこしとして、河川の流れを利用した小水力発電に取り組んでおられ、2016年には手作り水車や発電装置を備えた『白木発電村』をオープンされていました。

当時は当法人からも、「自然エネルギーについて学ぼう」ということで発電村を見学させていただき、さらには豊かな湧水を利用してのそうめん流しまで楽しませていただきました。

しかしこの夏の豪雨により白木地域の状況は一変し、水車小屋は流され、水車と発電機や蓄電装置は土砂に埋もれてしまいました。
そのような中で、小水力発電に携わる方々が「発電機掘り起し会」を発足されたというお話を聞き、是非との思いで参加致しました。

鹿児島県や佐賀県から、また発電装置の製作所の方々や、河川の研究所の方々など、たくさんの方が参加され、みなさんで精いっぱい力を合わせて土砂に埋もれた手作り水車と発電機、蓄電装置を掘り起こすことができました。

また、地域の方々からは、おいしい柿や手作りの差し入れもごちそうになり、発電村を通じて多くの方々との交流も深めることができました。
微力ながら、今後も復興に向けた活動に尽力していきたいと思います。

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災害ボランティア(4)

9月1日防災の日。この日は、第4班として本部と宗像より体力にあまり自信がない事務局2名が参加しました。主にボランティアセンターの情報を報告します。なお以下は9月初め時点の情報です。

現地に近づくにつれ、これまでテレビなどの映像で見ていた災害現場を目の当たりにし、段々と口数も少なくなりながらボランティアセンターに向かいました。センターに到着したところ、なぜか閑散とした感じがあります。受付後のオリエンテーションも私たち2名のみで、後で聞いたところによると、この日はいつになくボランティアの参加が少なかったようです。

ただ、人数は少ないながらも、どこからどう見ても屈強なボランティア経験者ばかりが集まっているようで、この中で作業に行っても迷惑を掛けてしまうのではないかという不安が募り、思い切ってセンターの方に体力に自信がないことなどを相談し、センターのお手伝いをさせていただくことになりました。

仕事内容は、出発される方、また作業後に戻ってきた方への冷たいタオルのお渡し、飲み物・ゼリー飲料などの配付、作業後に戻ってきた用具の片づけ、飲み物の補充、段ボールの片づけ、タオル畳み等の軽作業です。比較的、余裕のある持ち場でしたので、合間でセンター作業をされている社会福祉協議会(主に筑前町・佐賀県有田町)の方のお話を伺うことが出来ました。

センターでは、県内のほか島根県、岡山県や山口県の方も活動されていました。近隣の社協の方は、ご自身の事務所で災害対応をしつつ、センターの支援も並行されており、例えば午前はセンター、午後は社協に戻られて仕事をされるなど交代で作業にあたられていました。また県外からの方々は泊りがけで支援に来られていました。

センターから見える地肌がむき出しになった山々も今回災害に遭った場所で、流れて出た大量の木が水を堰き止め大きな災害につながったことなどをお聞きしました。来る途中に目にした民家の惨状とリンクし、今回の災害の大きさを改めて思い知らされました。

また、当日はボランティアも個人受付所では150人と少なかったこともあり、「時間の経過とともに忘れ去られてしまって更に復興が遅れることが心配」ということもおっしゃっていました。災害直後は夏休みだったこともあり、ピーク時は団体、個人含め2000人以上のボランティアの方が来られていたそうです。

復興状況はというと、9月初めの段階では、家の中の土砂の片づけはだいぶ進んだものの、納屋や庭の土砂はまだそのままで、車が通れないところもあり、ボランティアのニーズの把握もできていない状況であること。また、側溝の土砂撤去には手が回らず、降雨量が少なくても氾濫する恐れがあるので早急な作業が必要な状況のようです。

それを聞いた私たちが、軽作業に回していただいてお役に立てず・・と申し訳なく思っていることを口にすると、「出来る人が出来ることを継続して協力してほしい。ここで見たこと、聞いたことを周りの方にも是非伝えてほしい。また、人が来てくれること自体が力になるので、観光に来てほしい」とおっしゃってくださいました。

こうして、自分たちに何ができるのかを考えながら作業を終了しました。まずは経済的支援をと、帰りにボランティアセンター近くの原鶴道の駅「バサロ」にて、地元の新鮮な食材を購入しました。会計時、レジの方からもボラン ティア参加のお礼を言われましたが、こちらこそたいしてお役に立てませんで・・と申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。小さな力にすぎませんが、ここで収集した情報を発信し、人を集め、継続して支援をしていこう、と共に心に決めました。

帰りの道中も丸太がそのまま放置されてある地区や、家もまだ土砂に埋まっている地区があり、更に胸の痛むような光景が広がっていました。しかし、原鶴温泉街はすでに営業を再開しており、通常通りサービスを利用することが出来るそうです。

「ボランティア活動」というと、力仕事と思いがちかもしれません。確かにそれも必要で現地ではまだまだ不足しています。ただ、現場作業だと自分にはできない(実際私たちもそうです)と思って躊躇する方もいるかもしれませんが、例えば地元のお店を利用する、特産品を購入するなどでもいいですし、被害の状況を自分の目で見る、そしてそれを誰かに伝える、それも支援のひとつだと思います。今後、現場の作業支援が必要とされることはもちろんですが、この「行く」「見る(観る)」「発信する」ということでも、支援の輪が広がるように活動を続けていきたいと思います。

 

 

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災害ボランティア(3)

8月31日,第3班(弁護士2名)が,ボランティアに参加いたしました。

朝倉市災害ボランティアセンターは,7月末に,「朝倉球場」から,「旧杷木パレス」(大きなヒマワリの看板が目印の「道の駅原鶴」の近くにある旧パチンコ店駐車場)に移転しています。

センター到着後は,第1班,第2班から聞いていたとおり,受付にてボランティア保険加入確認,名札記入(ワッペンに名前を書き,腕や帽子にペタペタ貼ります),オリエンテーションを受けます。

屋外活動に不安のある方は,このオリエンテーション後に,受付や道具管理等のセンター内での活動を行うことも出来るようなので,安心です。

そして,センターに寄せられた依頼内容の説明を聞き,自分が参加出来そうな活動に挙手(マッチングといいます)し,グループとそのリーダーを決めて,道具貸し出し,水分・タオル・軍手・塩アメ等の補給をしました。

第3班は,筑後川沿いに建つ一軒家の方からの依頼で,道路から河川敷へと続く10メートルほどの石段の上に,各段ごとに1メートルほど体積した土砂を撤去しました。

依頼者の方への挨拶後,階段と踊り場に積もった土を,地表の雑草を除去して,川沿いから地上に向けて掘り始めました。

掘り進めると,地中から複雑に絡んだ草の茎や葉が出て来て,その周囲が色合いの異なる地層になっていることから,筑後川の水と土砂が,大人の膝丈以上の高さまで流れ込み,階段沿いに生える草の上に,どさっと覆い被さったことがわかりました。

福岡県だけでなく,兵庫県,鹿児島県,大分県などから集まった男性5名,女性2名の7名で,体調を確認し合いながら,15分に1度休憩を挟みつつ,とりかかりました。水分を吸って粘度状になっている土や泥を,剣スコップ,角スコップ,鍬を駆使して掘り進め,無事に筑後川へ続く階段を復活させることが出来ました。

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写真は,第3班にて参加をした2名です。

被災地にてボランティアの助けを求めるからは,初対面の方に無償で大変な作業をお願いするため,緊張や気が引ける気持ちが態度や雰囲気に現れてしまうのは当然でしょうが,始めのうちは,どこか心がすれ違っているように感じました。
全く責められるべき立場では無いにもかかわらず,どこか「申し訳ない」,「面倒を掛けます」という印象を受けました。

第3班に依頼者をした方も,始めに挨拶をした時に,「私1人でも草や土をどけるから全部しなくていいよ。」,「暑いのにごめんなさいね。」と,遠慮がちに話されていました。

しかし,休憩の時間には,家から出てこられてお茶やお菓子の差入れをいただき,その都度,少しずつ,ご家族のことや,家を建ててから今日までの思い出などのお話しを聴くことが出来ました。

作業を初めて数時間後には楽しくお話をすることができ,帰る頃には,満面の笑みで感謝の言葉をいただきました。
作業と対話を通じて,喜ばれて,頼られる存在へと変わられたことが嬉しかったです。

普段の弁護士としての業務と同様に,ゆっくりと,依頼者の気持ちに寄り添って,安心や信頼を得ることの大切さを感じました。

しかし,福岡市内へ帰る車内からは,今回の活動を行った場所と同じ様な光景が続いていました。
まだまだ人手は必要です。
これからも,気負い過ぎず,出来ることから少しずつ,継続的な支援を行っていこうと思います。

弁護士 髙本稔久

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