明けましておめでとうございます。
朝倉オフィスでは、昨年も引き続き平成29年7月九州北部豪雨にかかる被災者支援を行いました。その一環として、昨年7月2日は、野崎隆一NPO法人神戸まちづくり研究所代表理事をお招きし、シンポジウムを開催しました。
野崎氏からは、被災者それぞれに対する「オーダーメイド」の支援の必要性、住民主体となって「災害につよいまちづくり」を進めることの重要性をご指摘いただきました。
昨年から朝倉市民有志による「災害につよいまちづくり」を目指す市民団体を支援しておりますが、市民一丸となることの難しさを痛感した年になりました。朝倉市民の中でも、被災したか否か、被害の大きかった地域か否か、再建が叶ったか否かによって、今後の支援の在り方やまちづくりの意識に違いがあります。福島原発事故による避難者同士の分断と似た状況になっていると感じています。
また、昨年は福島原発関連訴訟や私が関わっていた住民訴訟などの集団事件が節目を迎えた年でもありました。中には到底納得のできない判決がだされたものもありました。
本年は、様々な困難を「乗り越える年」にしたいと思います。今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
弁護士 坂口 裕亮(朝倉オフィス)