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Monthly Archives: 2月 2025

明日2/20、巡回相談@サンレイクかすや です

当法人粕屋オフィスでは、事務所での相談の他、糟屋郡の各町を巡回して、相談をお受けしています。

明日2/20(木)は、14~16時にサンレイクかすやにて実施いたします。

事務所までお越しになれない方など、ご利用ください。

なお、巡回相談の場合の相談時間は各30分となります。

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日 時  2/20(木)14時~16時(最終受付15:30)

会 場  粕屋町・サンレイクかすや 研修室

福岡県糟屋郡粕屋町駕与丁1-6-1(粕屋町役場前)

今後の予定

日 時  2025年 3/28(金)14時~16時

会 場  志免町(予定)

予約・問合せ先 弁護士法人奔流 粕屋オフィス

電話092-719-0885

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調停、和解協議のあれこれ

私は拒んだのに… 裁判所が“口止め” 残業代未払いめぐるトラブルで労働審判官が「口外禁止条項」付ける 裁判へ移行し「口外禁止」取り除く形で和解(https://news.yahoo.co.jp/articles/45e465fe97b4756ab320e42b3a0a07c281db6ac4)

労働審判は、労働者・使用者間の労働関係の紛争を解決する裁判手続きの一つであり、訴訟とは異なり、原則審判期日は3回までとされ、裁判官から審判が下されることになっていますので、早期に紛争解決を求める際に利用されます。

もっとも、実際の労働審判ではすべて審判が出されるわけではなく、調停成立という和解の形で終了することもあります。最高裁判所による令和5年の司法統計では、申し立てられた労働審判の68.8%が調停成立により終了しています。

このニュースの案件は調停成立ではなく裁判官が審判を出す際に、その主文として口外禁止条項(正当な理由がある場合を除いては、紛争の経緯や解決の内容について第三者に口外しないことを約束する条項)を入れたようですが、調停成立にあたっても主に使用者側から口外禁止条項を入れてほしいと希望が出ることがしばしばあります。また、審判という手続きに関わらず、また労働事件に関わらず、和解・調停成立にあたっては、しばしば一方当事者が口外禁止条項を希望する場合があります。

このニュースを読んだときに私が最初に感じたのは、裁判所が案件の「処理」にばかりを目的にし、紛争解決を軽視してしまっていたのではないかということです。詳しくは言えませんが、私も以前に労働審判の際、裁判所から、紛争の根本的な解決には到底なりえない調停案を示されたことがあり、強く拒否した経験があります。

労働審判や離婚・遺産分割調停などは代理人弁護士を就けずにされている方も一定数いらっしゃいますが、裁判所や相手方の弁護士から「一般的には○○だ」と言われてしまうと、専門家の助言なしに反論することはなかなか難しいと思います。

このニュースの案件では、制度上、民事訴訟への移行が可能だったため、口外禁止条項を外すことができましたが、調停・和解成立後にはそれを覆すことができなくなりますので、事前に専門家に相談をされることをおすすめします。

弁護士 坂口裕亮

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精神保健当番弁護士32年記念シンポジウムのご案内

福岡県弁護士会では、下記のとおり
「福岡県弁護士会精神保健当番弁護士32年記念シンポジウム滝山病院事件に学ぶ私たちに必要なこと」を開催
いたします。

精神科病院滝山病院の入院者の代理人として病院内の虐待を告発された相原啓介弁護士をお招きした基調講演と
パネルディスカッションの2部構成となっています。
相原弁護士は精神保健当番弁護士の活動である精神医療審査会あての審査請求代理人という活動にとどまらず、
転院先調整や住まいの確保などの環境調整、司法に対して隔離処遇の違法性を訴えるなど様々な取り組みをされ
ており、その経験を踏まえ弁護士が取り組むべきことについてお話いただけるのではないかと思います。

パネルディスカッションでは、弁護士、当事者、支援者、行政、医師それぞれの立場から、精神科医療の現状や
法制度、精神科病院内での虐待や不適切な処遇に気付きなくすためには、どうしたらよいかについてお話をして
いただきます。

多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。
当日のzoomアドレスを含む詳細は福岡県弁護士会ホームページ
(https://www.fben.jp/whatsnew/2025/01/32.html)をご確認下さい。

                                記
【日  時】 2025年2月15日(土)13時30分~17時30分 ※13時開場予定
【場  所】 福岡県弁護士会館 2階大ホール及びオンライン(Zoom)
【内  容】
○ 基調講演 
  弁護士 相原啓介さん(第二東京弁護士会・高幡門前法律事務所)
○ パネルディスカッション
 ・安倍智子さん(統合失調症当事者)
  こころの病の患者会うさぎの会、人権精神ネット
 ・小林秀幸さん(行政)
  厚生労働省 障害保健福祉部 精神・障害保健課長
 ・鷹子剛さん(支援者)
  一般社団法人Q-ACT、看護師
 ・永田雅子さん(医師)
  日本精神科病院協会政策委員会委員、医療法人慈和会大口病院理事長
 ・松田京子さん(行政)
  福岡県健康増進課こころの健康づくり推進室室長
 ・水野遼さん(弁護士)
  福岡県弁護士会精神保健委員会

<相原啓介さんプロフィール>
 入院者の代理人として、医療法人社団孝山会 滝山病院の虐待を刑事告発され
る。心理職として国立精神神経センターなどで約18年間精神科デイケア等に従事
した経験を踏まえ、精神科病院からの退院・転院の実現の支援をされています。

宗像オフィス 弁護士 小出 真実

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