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弁護士法人奔流について

代表社員交代のご挨拶

過去を尊び、未来あしたを拓く

数ある法律事務所のホームページの中でも、当ホームページを訪問いただき、ありがとうございます。

私たち弁護士法人奔流は、設立20周年を期に、池永真由美、甫守一樹、坂口裕亮の3人の社員弁護士が共同代表に就任することになりました。

私たちは、法人創設者の池永満と前代表の池永修が培ってきた弁護士としての精神と技術を引き継ぎ、今後とも、地域の皆様の身近な法律問題に真摯に向き合いながら、医療過誤、建築紛争などの専門性の高い事件も受任し、最良のリーガルサービスの提供を目指してして参ります。また、大きな社会問題の解決を目指すような事件にも、積極的に関わって参ります。

これまでと同様、初回の法律相談1時間無料のサービスを継続しますので、お気軽にご相談ください。

当法人が設立された頃と比べて、弁護士の人数は大幅に増え、弁護士業務の在り方も随分変わりました。一方で、弁護士の多くは大都市圏に集中しているため、地域へのリーガルサービスの提供は未だ不十分です。法的紛争の種類は変わっても、法的紛争を抱えたときの人の不安や苦しさ自体は変わりません。

私たちは、先人の蓄積に学びつつも、変えるべきところはこれまでの慣習や常識にとらわれず変えていき、これからの世の中においても、「相談してよかった」、「依頼してよかった」と思っていただける法律事務所となれるよう、弁護士、職員一同、いっそうの努力を続けて参ります。

2024年3月

代表社員交代のご挨拶

この度共同代表に就任しました池永真由美です。私は、前代表の池永修弁護士と同期であり、当法人に入所して17年になります。

入所当時は、当法人設立者の池永満弁護士の強いリーダーシップの下、司法過疎地域解消と若手弁護士の受け皿となるべく県下6箇所に事務所が開設されました。所属する弁護士も事務局も、満弁護士の理念についていくのは正直大変でしたが、この理念はいまも当法人の職員の心に根付いており、末永く、司法過疎地域にリーガルサービスを提供していくことの重要性を実感しております。

もう一つ、当法人には、医療過誤事件や行政事件といった専門性の高い事件を扱う弁護士を育てるという理念がありますが、私も入所以来、多くの医療過誤事件を、諸先輩方の指導の下、経験させていただきました。医療過誤事件は、単なる法律問題を超えて、「安全安心な医療の実現」を目指し、より良い医療、ひいてはより良い社会を目指すものだと考えております。

今後も継続して医療問題に取り組むとともに、介護や高齢者にかかる諸問題など幅広く向き合い、日々精進するつもりです。

代表社員弁護士 池永 真由美

同じく共同代表となりました甫守一樹(ほもりかずき)です。当法人に入所して5年になります。

仙台修習だった時3.11に遭い、その後3年半は仙台で弁護士をしていました。2015年6月、東京の河合弘之先生が、原発裁判を担当する市民側の弁護士の手が足りないとして原発専従弁護士を募集しました。私がこれに応募して東京へ移ることとなり、以後は原発関係事件のみを扱う唯一の弁護士として職務して参りました。

2019年に原発専従を辞した後、椛島敏雅先生のご紹介で池永修弁護士に声をかけてもらうことができました。

奔流に入ることができて、それまで出会ったことのない事件に出会うことができ、少しは成長できたような気がします。青臭い理想をいえば、社会的にもっとも恵まれない人こそ、もっとも優れた法的サービスを受けられなければならないと感じます。理想と現実は、未だほど遠いものがありますが。

恩人である修弁護士が奔流の代表を退いたことはとても淋しいです。しかし、事件は待ってくれません。心に理想を持つことは忘れず、個々の事件は少しでもよい解決へ導けるよう、そしてこの社会と法人を少しでもよくして次の世代へつなげられるよう、心身が続く限り努力して参ります。

代表社員弁護士 甫守 一樹

この度共同代表に就任しました坂口裕亮です。私は、当法人に入所して8年になります。

入所2年目より朝倉オフィスの所長として同オフィスで執務してきました。当法人入所以来、前代表である池永修弁護士からの指導を受けながら、原発避難者訴訟や「きららの湯」をただでやるな!糸島市住民訴訟、医療過誤問題、建築紛争に取り組んで参りました。

また、朝倉地域においては、「平成29年7月九州北部豪雨朝倉被災者を支える会」を立ち上げ、地域の皆様とともに被災者支援を微力ながら行って参りました。そのほかにも、社会福祉協議会や消費相談窓口、生活協同組合、福祉施設など、行政、民間の各機関と協同して地域の方々が抱える法的問題の解決に携わってきました。

修弁護士からは、様々な事件で難局を迎えるたびに「できることをやるのではなく、やるべきことをやる」という当たり前のようで難しいことを学び、必死で食らいついてきた8年間でした。

今後は、修弁護士から学んだことを自ら体現できるよう、未だ隠れている社会問題の発見・解決に努めるとともに、その活動の輪を朝倉に留まらず広めていきたいと考えております。

代表社員弁護士 坂口 裕亮